2021年 07月 04日
丹波篠山の造り酒屋「鳳鳴酒造」にて
ちょっと間があいてしまいましたが、前回の続きです。
発酵の温度を保つために、この部屋の壁・天井・床は、すべて二重構造になっていて、
その隙間にはもみ殻が詰められているそうです。
中に入ると・・・寝室❓ みたいに見えますが、ベッドじゃありませんよ~。(笑)
米を広げて並べる作業台です。
ところで「丹波杜氏」について、少しだけご紹介しますね。
お酒を造る職人さんのことを「杜氏(とうじ)」と呼びます。
杜氏とは江戸時代から300年の歴史を持つ職業名で、
特に「丹波杜氏」は、岩手の「南部杜氏」、新潟の「越後杜氏」と並んで「日本三大杜氏」と呼ばれています。
昔から、丹波地方は冬になると雪に閉ざされ、農閑期の厳しい生活を強いられて来ました。
そんな中、酒造りの技術を身につけた人々が冬の間の百日間の出稼ぎとして、
兵庫県の伊丹や灘の酒蔵で酒造りに励んで来られたのです。
杜氏は各蔵元から招かれ、酒造り全体を任されます。
酒の仕込みから人々の采配も。
言わば、工事現場の最高責任者のようなものです。
300年の伝統に育まれた確かな技術で、日本全国の酒蔵のお酒を作り上げて来ました。
そんなわけで、丹波杜氏の本拠地であるこの辺りに美味しいお酒があるのも、当然ながら納得出来ますよね。
さてさてそれでは、見学を終えて、待ちに待った「試飲タイム」です!(≧▽≦)♪
って、私は運転手なので、一滴も飲めませんが。トホホ・・・(ノД`)・゜・。
そんな私にお構いなく、どの試飲セットにしようかと、看板の前で超ワクワクしている酒飲み娘。(笑)
悩みに悩んだ挙句、「たくさん飲めるし、コレにする!」と、
5種類のお酒の飲み比べが出来る「特選セット660円」を注文しました。
ほ~!(*'▽')
日本酒の王様と言われる「大吟醸」が2種類、ちょっとしたおつまみも付いてくるんですね。
かなりお得なセットだ!と、テンション大盛り上がりの娘。
結構次から次へとお客さんがやって来て、店員さんも大忙しのようでした。
そのためか、注文した試飲セットを受け取ると、
やややっ!!! ( ,,`・ω・´)ンンン?
一つだけ、空っぽの盃がある~~~~っ!(゚Д゚;)
お酒、1種類入れ忘れてますよ~。(笑)
しかも大吟醸。(笑)
すぐさま店員さんにお伝えしたので、お詫びに大盛りにして下さいました。(≧▽≦)
大吟醸の大盛り!やった~~♪
って、私は飲めないんですけどね。
上の写真ですが、左から右に向かって、だんだん高級なお酒になっています。
(一番右端は、サービスの梅酒です。これがまた旨いらしいです。
普通は焼酎で仕込みますが、ここの梅酒は日本酒仕込みです。)
では、ヤツ(笑)が飲んだお酒の数々をご紹介しますね。
一番左・・・大吟醸「笹の滴」生詰め原酒
左から2番目・・・「鳳鳴」大吟醸
真ん中・・・「鳳鳴」純米吟醸本生酒
真ん中の右・・・「鳳鳴」本吟醸原酒
右から2番目・・・「鳳鳴」ゆとり
更新が遅れてスミマセン。<(_ _)>
丹波篠山市の玉水ゆり園で、ぎゅうぎゅうに咲き誇るユリ達を見たあと、からですね。(・∀・)
自分でもどこまで書いたのか忘れてしまいそうです。
もっとマメに更新出来るよう、頑張らねば・・・。(;^ω^)
玉水ゆり園から10分ほどのんびり歩いて行くと、篠山の町の中心部に入ります。
せっかくなので、町の中を少しだけお散歩しました。
篠山はこじんまりとした城下町。
町の中央に篠山城の立派な石垣やお堀が残っていて、
お城の北側に、お土産物の販売店や、名物を頂ける飲食店が並ぶ「二階町」のメイン通りがあります。
あ。お城の石垣をデザインしたマンホールですね! ユリも描かれていますよ。
今年の2月のこと、
その二階町通りに面した人気の蕎麦屋「ひいらぎや」さんを目指して、篠山を訪れました。
それ以来なので、約4ヵ月ぶりの再訪になります。
あの時は「山芋揚げそば」を目当てに来たのですが、コロナの影響でお店はどこも閑古鳥が・・・。
開店してはいるものの、ガラガラでした。
それが今回は・・・。
結構な人出です!
ひいらぎやさんの店先には、長蛇の列が出来ていました。
なんたって、超ウマイですからね~。山芋揚げそば!(≧▽≦)
ちなみに「山芋揚げそば」につきましては、こちらでどうぞ。(・∀・)
でも、今回はひいらぎやさんの前を素通りして、
同行の「日本酒大好き娘」の希望で「地酒の造り酒屋」に向かいます。
お年頃の女子が日本酒が大好きなんて、困ったもんですわ。(;^ω^)
まったく、親の顔が見てみたい・・・って、私か。(笑)
着きました。(・∀・)♪
「鳳鳴(ほうめい)酒造」の「ほろ酔い城下蔵」。
建物は創業当時1797年のものだそうです。江戸時代の後期!すご~い!(゚д゚)
やっぱコレコレ! 造り酒屋のシンボル「杉玉」です。
現在は酒屋の飾りとして用いられている「杉玉」ですが、
昔は毎年冬に新酒が出来ると、青々とした緑の杉の葉を使って杉玉を作り、店先の軒の下に吊るしたそうです。
言わば、青い杉玉が吊るされたら、新酒が出来たという合図だったんですね。
日本古来の風習ですが、こういうのもなんだか素敵な感じがしますよね。
中に入ってみまする・・・。
おおっ!レトロな雰囲気が、とてもイイ感じです。(・∀・)♪
いろんな種類のお酒が売られています。
日本酒以外にも、丹波の黒豆を使ったリキュール、丹波栗を使ったリキュールなどが売られていました。
でもやっぱり日本酒! こちらの蔵の代表的なお酒はコチラ。「鳳鳴(ほうめい)」です。
こちらのお店は、酒蔵の見学が自由に出来るんです。
この売店部分を通り抜けて奥に進んで行くと・・・。
あらステキ~~~! 江戸時代にタイムスリップしたみたいです。(≧▽≦)♪
おっ♪ ここにも杉玉が。ちょっと青いから、今年のかな?
こちらの蔵は、昭和50年までこの場所で、丹波杜氏によって昔ながらの手法で酒造りが行われていました。
その後は味間蔵という所で集約してお酒を造るようになったので、
当時の酒造りの現場や古い道具類を、こちらで一般の方々に公開しているそうです。
いろんな道具には説明書きがあり、順を追って酒造りが紹介されています。
ズンズンと進んで行きます。
この辺りは、割と新しく改修されているのかな?発酵のための「麴室(こうじむろ)」です。
酒飲み娘が言う事には、全体的に辛口で、スッキリしているらしいです。
特に大吟醸は期待どおり、とても美味しい! でも、その蔵の味が本当によく分かるのは純米酒だよ、と。
ほう、真ん中の盃のお酒のことかな?
純米酒は、飲んだ時に鼻に抜ける感覚があるそうで、それによって味のクセを確認するそうです。
ここの純米酒は、大手メーカーのお酒には無い「クセ」がある。それが地酒の良さだよね~。(*‘∀‘)
と言っていました。
・・・って、あんたオヤジみたいなこと言ってるけど、いったい何歳やねん!(゚Д゚;)
と、思わずツッコミ入れたくなります。(笑)
お酒の試飲はタダに越したことはありませんが、
最近はこのように、お支払いをして試飲する所が多いように思います。
それでも、ちゃんとお席を頂いて落ち着いていろんなお酒をリーズナブルに楽しめるのですから、
なかなかいいですよね。
鳳鳴酒造さん、素敵な時間をありがとうございました。
では、また。(・∀・)♪
by marutoro5
| 2021-07-04 13:25
| お出かけ
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