2021年 06月 18日
愛宕山再び ケーブル跡と名物しんこ②
約80年前、京都愛宕山(924m)に通じていたケーブル。
現在は民家?かな。資材置き場みたいな建物があり、車も停まっています。
近くまで行ってみまする・・・。
お~!直線で山を登って行くような斜面になっています。
軌道は新緑のトンネルをくぐるように、ずっと上の方まで続いていました。
奥の方に、この先立入り禁止の柵が張られています。
80年前の軌道跡は危険な個所が多いようで、私有地という事もあり、入れないようです。
私は先日ある方のブログで、この軌道跡を歩いて山上駅まで登った記事を拝見しました。
「すべて自己責任であり決して真似をしないように」とのことでしたが、
私にはとてもとても。(笑)
怖い怖い。まず無理です。
ここから山上駅までは距離にして2.1km。高低差は640m。
ケーブル稼働時には11分で登ったところを、約1時間半かけて登って行くそうです。
6ヶ所あるトンネルのうち2か所はすでに崩落していて、
レールを失った軌道跡は幾つかの谷を渡るようで、コンクリートだけの土台の所を渡ったりするみたいです。
80年前の物ですから、トンネルもコンクリの土台も、いつ崩れるか・・・。
これを承知で登って行くなんて、世の中にはスゴイ人がいるもんですね~!(゚Д゚;)
小心者でどんくさい私は、正規のルートあるのみ!(笑)
再び「二の鳥居」へと戻ります。
鳥居をくぐると、愛宕登山の看板犬「クゥーちゃん」が居るはず・・・。
あ。居た居た。(・∀・)♪
約1ヵ月前に来た時は、125回の登山記録だったのですが・・・。
増えてる!(゚д゚)! 129回!
てことは、1週間に1回、登ってるんですね~!
クゥーちゃん、すごい!(≧▽≦)
あ。目が合った! こんにちは。
飼い主さんが出て来られました。ちょっとお話をしました。
「クゥーちゃんは明日130回目の登山をする」とのことでした。
クゥーちゃんが登って行く後を、ついて登ってみたいなぁ。早いのかな?
私なんか、置いてけぼりになっちゃうかも知れませんね。(笑)
クゥーちゃんとご主人様にお別れをして、前回と同じ道を登って行きます。
歩き始めてすぐ、右隣にケーブルの軌道跡が見えて来ました。
あらら。こんなに近くにあったのね~!(≧▽≦)
前回はまったく気が付きませんでしたよ~。(笑)
ホント、何も考えずに歩いてたんでしょうね。
ちょっと身を乗り出して、軌道跡をパシャリ。
有刺鉄線が張られています。
ずっと先の方は、木が倒れているようでした。
地面を離れて橋梁の上へと続く軌道跡。 横から見ると、足元が頼りない感じがします。
いずれ崩れ落ちてしまうかも・・・。
この先、ケーブルの軌道は登山道と離れてしまいます。
あらら、残念。
でも、今回の目的はケーブルの山上の駅である「愛宕山駅の跡」!(・∀・)
私は、このまま前回と同じ表参道の登山道を登って行き、
山頂の手前の「どこか」で脇道に入り、愛宕山駅跡に向かいます。
はい。「どこか」なんです・・・。(笑)
(どこが脇道の入口なのか、よく分かってないのです。なんとかなるかしら。)(;^ω^)
この愛宕山ケーブル、
麓の「清滝川駅」は建物が無くなっていますが、
なんと!(・∀・)
山上の「愛宕山駅」のほうは、現在も駅舎が残されているのです!
が、大々的に保存や公開されているものでは無く、言わば「廃墟」なんですね。
80年近く前の駅舎が、山上の厳しい気候に耐え抜いて、ひっそりと佇んでいる・・・。
うわ~~~! 想像しただけで、「これは行かねばっ!」という使命感に駆られます。
いずれにしても、そう長くない先には、崩れ落ちて土に還ってしまう事でしょう。
そうなってしまう前に、一目会いたい。
そんな思いで、ひたすら黙々と、表参道の登山道を登って行きます。
しかし・・・。
この登山道は人通りも多い一般的な道なのですが、
愛宕山駅の跡に行くためには、「どこか」で脇道に入らなければなりません。
その、「どこか」が、ちょっと分かりにくいのです。
予習はして来たものの、やや不安です。
とりあえず、先はまだまだ長いので、ズンズン進んで行きましょう~♪(・∀・)
しばらくすると、私の前を歩いていた男性が、急に立ち止まりました。
男性は私に向かって、小さな声で
「あそこ、鹿が居ますよ」と。
おおっ! たシカ(確か)にシカです~♪(≧▽≦)
近い近い! 7.8mくらい「シカ」、離れていないので、ドキドキします。
鹿は、「シッカ」りと見つめる私を「シカ」トして歩いています。
「シカ」し、あんまり見つめ過ぎると、鹿に「シカ」られるかもしれません。
「シカ」た(仕方)無く、少し離れる「シカ」ありません・・・て、「シカ」はもういいか。(笑)
気付いているはずなのに、全然警戒していない様子です。
四国にお遍路に行った時、山の中で初めて野性の鹿と出くわしましたが、
あの時の鹿はすごい勢いで走って逃げて行き、甲高い鳴き声で仲間に知らせていました。
それと比べると、なんだか人に慣れているのかなぁ?
ちなみに歩きお遍路中に四国で出会った鹿につきましては、こちらでどうぞ。
シカのくだり、同じダジャレの使い回しです。スミマセン。(;^ω^)(笑)
鹿はやがて山の中に姿を消しました。
その後、私は、ズンズンと元気に表参道の登山道を歩いて行きました。
階段が多い道ですが、整備が行き届いているので、とっても歩きやすいです。
途中で怪しいキノコを発見!
絶対コレ、食べたら超笑い転げて、パタッと死ぬヤツですね。(笑)
そうこうしているうちに、山頂まであと少しの「水尾別れ」の休憩所に到着です。
丁度お昼時で、数人の方がお食事中でした。
さてさて、ここからなんです・・・問題は。
80年前の愛宕山ケーブルの山上駅の駅舎にたどり着くためには、
この休憩所を過ぎてすぐの、「どこか」で脇道に入らなければならないんです。
「どこか」とはどこなんだろ???
ネットの情報では、「木の根っこに小石が積んである所」で脇道に入るらしいのですが、
その近辺をウロウロ探してもそんなものは無く、まず脇道らしきものが見当たりません。
登山道の両側が林になっていて、踏み固められたような脇道がどこにも無いのです。
通りがかりの登山者にお聞きしても、誰も知らない・・・。
え~~~っ!ケーブルなんかがあったんですか!?と、逆に質問されて、ちょっとめんどくさい。(スミマセン。笑)
うーん、ここかな?と目星を付け、登山道を逸れて林の中に入って行きました。
ちょっとだけ、道っぽいかな・・・?
あ~~~。これが大失敗!(>_<)
とんでもない珍道中になってしまう事に・・・。(+_+)
いつも、大事な所で終わってスミマセン。(笑)
続きは次回でご紹介しますね。ではでは。(・∀・)
その遺跡を訪ねて愛宕山に登って来ました。
では、前回からの続きです。(・∀・)♪
前回の記事はこちらでどうぞご覧くださいね。
清滝にある「二の鳥居」のすぐ隣に
愛宕山ケーブル麓の駅である「清滝川駅」の跡が残されているというのです。
前回は真横を通ったのに、全然気が付きませんでした。
あ~。無知とは恐ろしや・・・。(笑)
10段ほどの石段があり、そこを登って行くと開けた場所が。
あ。(゚д゚)!
これは線路こそ無いけど、確かにケーブルの軌道跡ですね!
この左右の石段の間に、レールが敷かれていたことが分かります。
80年近くも昔、ここに清滝川駅があった。
活気ある昔の様子を想像しながら、しばらく立ち止まっていました。
なんだか、じーんと来ます。
愛宕山ケーブルが出来た昭和初期、一大リゾート地を目指して山頂の開発が進んでいました。
「山頂の愛宕神社に詣でたあと、山頂の遊園地やスケート場を楽しみ、テント村や愛宕山ホテルに宿泊する。」
それは当時としては、きっと夢のようなステキなひと時だったに違いありません。
愛宕山は、人々にとって、夢がいっぱい詰まった場所だったんでしょうね。
楽しそうにケーブルに乗り込む家族連れやカップルの姿が目に浮かぶようです。
軌道跡は山に向かって続いています。
Commented
by
はるきち
at 2021-06-21 14:02
x
こんにちは~ はるきちです(^^)/
いつも楽しく読ませてもらってます!
知らない道を探しながら歩くのは、お遍路と似てますね~(^^)
私も以前、山の中で鹿と遭遇した事がありました
鹿も私も背丈よりも少し高いくらいの密集した笹やぶの中で視界1m未満
必死で笹やぶを漕いでいたら、少し離れた所でガサガサっと音がして
そーと見たら5mくらい先に鹿がいるではないですか!
鹿は私に気付いていませんでしたので、そーとカメラを出して
写真を撮ろうとシャッター半押しでピントが合った時のピピッと言う音で
鹿が振り向き、私と目が合ったまま2秒くらい時間が止まり
飛び掛かってきたらどうしようと思ったのですが
鹿は一泣きして反対側にぴょんぴょん飛び去って行きました!(^^)
いつも楽しく読ませてもらってます!
知らない道を探しながら歩くのは、お遍路と似てますね~(^^)
私も以前、山の中で鹿と遭遇した事がありました
鹿も私も背丈よりも少し高いくらいの密集した笹やぶの中で視界1m未満
必死で笹やぶを漕いでいたら、少し離れた所でガサガサっと音がして
そーと見たら5mくらい先に鹿がいるではないですか!
鹿は私に気付いていませんでしたので、そーとカメラを出して
写真を撮ろうとシャッター半押しでピントが合った時のピピッと言う音で
鹿が振り向き、私と目が合ったまま2秒くらい時間が止まり
飛び掛かってきたらどうしようと思ったのですが
鹿は一泣きして反対側にぴょんぴょん飛び去って行きました!(^^)
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by marutoro5
| 2021-06-18 02:07
| お出かけ
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Comments(1)