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つれづれ花暦

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愛宕山再び ケーブル跡と名物しんこ②

約80年前、京都愛宕山(924m)に通じていたケーブル。

その遺跡を訪ねて愛宕山に登って来ました。

では、前回からの続きです。(・∀・)♪


前回の記事はこちらでどうぞご覧くださいね。





清滝にある「二の鳥居」のすぐ隣に

愛宕山ケーブル麓の駅である「清滝川駅」の跡が残されているというのです。

前回は真横を通ったのに、全然気が付きませんでした。

あ~。無知とは恐ろしや・・・。(笑)


10段ほどの石段があり、そこを登って行くと開けた場所が。


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現在は民家?かな。資材置き場みたいな建物があり、車も停まっています。

あ。(゚д゚)!

これは線路こそ無いけど、確かにケーブルの軌道跡ですね!

この左右の石段の間に、レールが敷かれていたことが分かります。


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80年近くも昔、ここに清滝川駅があった。

活気ある昔の様子を想像しながら、しばらく立ち止まっていました。

なんだか、じーんと来ます。


愛宕山ケーブルが出来た昭和初期、一大リゾート地を目指して山頂の開発が進んでいました。

「山頂の愛宕神社に詣でたあと、山頂の遊園地やスケート場を楽しみ、テント村や愛宕山ホテルに宿泊する。」

それは当時としては、きっと夢のようなステキなひと時だったに違いありません。

愛宕山は、人々にとって、夢がいっぱい詰まった場所だったんでしょうね。

楽しそうにケーブルに乗り込む家族連れやカップルの姿が目に浮かぶようです。


軌道跡は山に向かって続いています。

近くまで行ってみまする・・・。

お~!直線で山を登って行くような斜面になっています。

軌道は新緑のトンネルをくぐるように、ずっと上の方まで続いていました。

奥の方に、この先立入り禁止の柵が張られています。

80年前の軌道跡は危険な個所が多いようで、私有地という事もあり、入れないようです。


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私は先日ある方のブログで、この軌道跡を歩いて山上駅まで登った記事を拝見しました。

「すべて自己責任であり決して真似をしないように」とのことでしたが、

私にはとてもとても。(笑)

怖い怖い。まず無理です。

ここから山上駅までは距離にして2.1km。高低差は640m。

ケーブル稼働時には11分で登ったところを、約1時間半かけて登って行くそうです。

6ヶ所あるトンネルのうち2か所はすでに崩落していて、

レールを失った軌道跡は幾つかの谷を渡るようで、コンクリートだけの土台の所を渡ったりするみたいです。

80年前の物ですから、トンネルもコンクリの土台も、いつ崩れるか・・・。

これを承知で登って行くなんて、世の中にはスゴイ人がいるもんですね~!(゚Д゚;)


小心者でどんくさい私は、正規のルートあるのみ!(笑)

再び「二の鳥居」へと戻ります。

鳥居をくぐると、愛宕登山の看板犬「クゥーちゃん」が居るはず・・・。

あ。居た居た。(・∀・)♪


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約1ヵ月前に来た時は、125回の登山記録だったのですが・・・。

増えてる!(゚д゚)! 129回!


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てことは、1週間に1回、登ってるんですね~!

クゥーちゃん、すごい!(≧▽≦)


あ。目が合った! こんにちは。


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飼い主さんが出て来られました。ちょっとお話をしました。

「クゥーちゃんは明日130回目の登山をする」とのことでした。

クゥーちゃんが登って行く後を、ついて登ってみたいなぁ。早いのかな?

私なんか、置いてけぼりになっちゃうかも知れませんね。(笑)


クゥーちゃんとご主人様にお別れをして、前回と同じ道を登って行きます。

歩き始めてすぐ、右隣にケーブルの軌道跡が見えて来ました。


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あらら。こんなに近くにあったのね~!(≧▽≦)

前回はまったく気が付きませんでしたよ~。(笑)

ホント、何も考えずに歩いてたんでしょうね。

ちょっと身を乗り出して、軌道跡をパシャリ。

有刺鉄線が張られています。

ずっと先の方は、木が倒れているようでした。



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地面を離れて橋梁の上へと続く軌道跡。 横から見ると、足元が頼りない感じがします。

いずれ崩れ落ちてしまうかも・・・。




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この先、ケーブルの軌道は登山道と離れてしまいます。

あらら、残念。

でも、今回の目的はケーブルの山上の駅である「愛宕山駅の跡」!(・∀・)

私は、このまま前回と同じ表参道の登山道を登って行き、

山頂の手前の「どこか」で脇道に入り、愛宕山駅跡に向かいます。

はい。「どこか」なんです・・・。(笑)

(どこが脇道の入口なのか、よく分かってないのです。なんとかなるかしら。)(;^ω^)


この愛宕山ケーブル、

麓の「清滝川駅」は建物が無くなっていますが、

なんと!(・∀・)

山上の「愛宕山駅」のほうは、現在も駅舎が残されているのです!

が、大々的に保存や公開されているものでは無く、言わば「廃墟」なんですね。


80年近く前の駅舎が、山上の厳しい気候に耐え抜いて、ひっそりと佇んでいる・・・。

うわ~~~! 想像しただけで、「これは行かねばっ!」という使命感に駆られます。

いずれにしても、そう長くない先には、崩れ落ちて土に還ってしまう事でしょう。

そうなってしまう前に、一目会いたい。


そんな思いで、ひたすら黙々と、表参道の登山道を登って行きます。

しかし・・・。

この登山道は人通りも多い一般的な道なのですが、

愛宕山駅の跡に行くためには、「どこか」で脇道に入らなければなりません。

その、「どこか」が、ちょっと分かりにくいのです。

予習はして来たものの、やや不安です。

とりあえず、先はまだまだ長いので、ズンズン進んで行きましょう~♪(・∀・)


しばらくすると、私の前を歩いていた男性が、急に立ち止まりました。

男性は私に向かって、小さな声で

「あそこ、鹿が居ますよ」と。

おおっ! たシカ(確か)にシカです~♪(≧▽≦)


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近い近い! 7.8mくらい「シカ」、離れていないので、ドキドキします。

鹿は、「シッカ」りと見つめる私を「シカ」トして歩いています。

「シカ」し、あんまり見つめ過ぎると、鹿に「シカ」られるかもしれません。

「シカ」た(仕方)無く、少し離れる「シカ」ありません・・・て、「シカ」はもういいか。(笑)


気付いているはずなのに、全然警戒していない様子です。


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四国にお遍路に行った時、山の中で初めて野性の鹿と出くわしましたが、

あの時の鹿はすごい勢いで走って逃げて行き、甲高い鳴き声で仲間に知らせていました。

それと比べると、なんだか人に慣れているのかなぁ?


ちなみに歩きお遍路中に四国で出会った鹿につきましては、こちらでどうぞ。

シカのくだり、同じダジャレの使い回しです。スミマセン。(;^ω^)(笑)



鹿はやがて山の中に姿を消しました。

その後、私は、ズンズンと元気に表参道の登山道を歩いて行きました。

階段が多い道ですが、整備が行き届いているので、とっても歩きやすいです。

途中で怪しいキノコを発見!

絶対コレ、食べたら超笑い転げて、パタッと死ぬヤツですね。(笑)


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そうこうしているうちに、山頂まであと少しの「水尾別れ」の休憩所に到着です。

丁度お昼時で、数人の方がお食事中でした。


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さてさて、ここからなんです・・・問題は。

80年前の愛宕山ケーブルの山上駅の駅舎にたどり着くためには、

この休憩所を過ぎてすぐの、「どこか」で脇道に入らなければならないんです。

「どこか」とはどこなんだろ???


ネットの情報では、「木の根っこに小石が積んである所」で脇道に入るらしいのですが、

その近辺をウロウロ探してもそんなものは無く、まず脇道らしきものが見当たりません。

登山道の両側が林になっていて、踏み固められたような脇道がどこにも無いのです。

通りがかりの登山者にお聞きしても、誰も知らない・・・。

え~~~っ!ケーブルなんかがあったんですか!?と、逆に質問されて、ちょっとめんどくさい。(スミマセン。笑)


うーん、ここかな?と目星を付け、登山道を逸れて林の中に入って行きました。

ちょっとだけ、道っぽいかな・・・?


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あ~~~。これが大失敗!(>_<)

とんでもない珍道中になってしまう事に・・・。(+_+)


いつも、大事な所で終わってスミマセン。(笑)

続きは次回でご紹介しますね。ではでは。(・∀・)

Commented by はるきち at 2021-06-21 14:02 x
こんにちは~   はるきちです(^^)/

いつも楽しく読ませてもらってます!
知らない道を探しながら歩くのは、お遍路と似てますね~(^^)

私も以前、山の中で鹿と遭遇した事がありました
鹿も私も背丈よりも少し高いくらいの密集した笹やぶの中で視界1m未満
必死で笹やぶを漕いでいたら、少し離れた所でガサガサっと音がして
そーと見たら5mくらい先に鹿がいるではないですか!
鹿は私に気付いていませんでしたので、そーとカメラを出して
写真を撮ろうとシャッター半押しでピントが合った時のピピッと言う音で
鹿が振り向き、私と目が合ったまま2秒くらい時間が止まり
飛び掛かってきたらどうしようと思ったのですが
鹿は一泣きして反対側にぴょんぴょん飛び去って行きました!(^^)





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by marutoro5 | 2021-06-18 02:07 | お出かけ | Comments(1)

日々の生活の中から見つけた小さな幸せを綴っていきます。


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