2021年 06月 06日
「とり松」にて、丹後地方の名物「ちらし寿司」
コロナ防止のため、県外にお出かけすることが難しく、
「ばら寿司」はかなりオススメなんですね。
押し寿司みたいにギュッと詰まっているのかな?と思いましたが、全然違いました。
ご飯粒もトッピングも、じつにふんわり~♪なんです。
結構なボリュームにもかかわらず、モリモリ食べられます。
(食べ切れない人は、パックを頂いて自分で残りを入れて、持って帰っていました。)
私、以前に岡山とか山口県の岩国とかで、
これに似たようなばら寿司を食べたことがあります。
関西より西へ行くと、これによく似たばら寿司がいろんな地域で守り伝えられているのかも知れませんね。
地域ごとの個性があって、ばら寿司はどこで頂いても美味しいものですが、
個人的には、この「とり松」さんのばら寿司は、抜群に美味しく感じられました。
さてさて、ばら寿司と一緒に登場した「お刺身」も、ご覧くださいね。
うわ~~~!これは絶対ウマイでしょ! (≧▽≦)♪
毎朝獲りたての新鮮なものを、お刺身にして出されるそうです。
この日は、「ハマチ・スズキ・イカ・サザエ」でした。
サザエのお刺身、初めて食べて感激しました。
コリコリして歯ごたえが最高! めちゃくちゃウマ~イ!
3ミリくらいの薄さに切ったものが15枚くらい盛られています。
噛むほどに自然の甘みが溢れて来ました。
サザエの「肝」(きも)っていうんでしょうか?
(私は「サザエのウ○チ」と呼んでいますが。笑)
生のままの提供は初めて見ました。それだけイキが良いってことですよね。
が、これはパスしました。(笑) ゴメンナサイ。
ビジュアル的にちょっと抵抗がありまして・・・。(;^ω^)
他のお刺身は、写真手前がハマチ、右がイカ、奥がスズキ。
どれも新鮮で、とにかく旨いです~~~~♪
お刺身と一緒のお皿に乗っていた「めかぶの酢の物」。(かな?)
これまた、さっぱりながらもしっかりした味付けで、
コリコリした食感が楽しく、お刺身のアクセントになっています。
茶碗蒸し。いいお出汁が効いてます。山椒がいい香りで、季節感ありますね。
最後はデザート。大粒のあずきが入った甘さ控えめの羊羹。
羊羹というよりも、寒天で固めてある感じで、あっさりしてます。美味しい!
大きめのが2切れもあって、お腹いっぱいになりました。
こちらのお店、待っている間も食事中も、地元の方が頻繁に出入りされています。
「ばら寿司」を予約してあるみたいで、お持ち帰りの方が次々といらっしゃってました。
地元の方に人気あるお店ですから、これはもう間違いない名店でしょうね!
とっても良いお店に巡り合えました。(≧▽≦)♪
「とり松」さん、ご馳走さまでした!
お店を出てみると、お玄関前は人でいっぱい。(゚д゚)!
駐車場も出る車と入る車でワヤワヤしてました。(笑)
お玄関前には、すでに時間待ちの看板が・・・。
今回はたまたま開店前に通りかかり、運が良かったのですが、
このお店はタッチの差で明暗が分かれます!
オーバーでは無く。(笑)
時間を有効に使うためには、開店前のご来店が得策かと思います。
(私が到着したのは、開店30分前でした。それで2巡目の一番目でした。)
では、大満足でとり松さんを後にします。
もはや、このランチだけで、今日一日が大成功!みたいな感じですが、
せっかくのお天気ですから、青い海を目指して丹後半島をドライブしましょう。
とは言うものの、地域の方々の徹底的なコロナ対策には驚きました。
(今現在では変更されているかもしれませんが、)
私が行った時は、丹後半島の北側一帯で、すべての施設や海岸、砂浜などが、閉鎖でした。
海岸の駐車場には係の方が居て、車を停めないように監視され、
途中の道の駅もトイレ以外は閉館していました。
大海原を眺めながら乗れるブランコ「ゆらり」がある「夕日が浦」、
歩くとキュッキュッ音が鳴る「琴引き浜」、
行きたかったなぁ~。残念。(>_<)
なので、ひたすら丹後半島を北から時計回りに南へとドライブです。
走ること10分。海が見えて来ました。やっぱ、海はいいなぁ!
海は広いぜ、でっかいぜーーーっ!(≧▽≦)♪
途中、車を停められる所で一息入れながら、最高のドライブです。
(ちゃんと車を停められなかったので、写真がほとんどありません。)
私は、特に丹後半島では、「北側の海の景色」が好きです。
日本海の荒波に耐えて来た断崖絶壁、
それに当たって砕け散る白い波。
おー!これぞ日本海! て感じが、何とも言えないんですよね。
山や入り江に守られて来たおだやかな「南側の海岸」とはちょっと違う。
それはそれで心なごむ景色ではあるのですが、
やはり前者に心惹かれるものがあります。
景色を楽しみながら丹後半島の先端近くまでやって来ました。
ここで、高い絶壁の上に、トイレがある駐車場を発見。
車がたくさん停まっていましたが、ラッキーなことに丁度1台分空いたので、休憩することに。
トイレに行ったあとの事ですが・・・。
トイレの裏側に、海に向かって立派なカメラを三脚に立てて、
椅子に座ってじーーーっと何かを待っているオジサン達が!(゚д゚)!
ちょっとビックリ! いやいや、かなりビックリしました。
そのオジサンの数ったら、3人4人じゃないんです。ざっと10人くらい!(゚Д゚;)
しかも、全員一列に海に向かい同じような格好で、じーーーっと何かを待っている・・・。
そして、寝るでも動くでも無い。
誰一人言葉を発するでも無い。
明らかに異様な雰囲気です。
そんな様子なので、他の人も気にはなってチラチラ見ているのですが、
何だろう?とか言いながら素通りして行きます。
私も気になります。
気になる・・・。
この景色の中の、どういったシャッターチャンスを待っているのか・・・。
気になる・・・。
めちゃめちゃ気になります!( ,,`・ω・´)
そりゃもう、ここでこのまま帰ったら、気になって今夜は眠れないかもしれませぬ!(笑)
おっしゃ~! 聞くで~!と、勇気を振り絞って、
いちばん端っこに居た、椅子にふんぞり返ったコワモテのオジサンに声を掛けてみました。
「あの~・・・。皆さん、何を待っていらっしゃるんですか?」
すると、オジサンの険しい表情ががすっと消えて、ニッコリ笑いながら、
「ああ、俺らね、クジラを待っとるんやわ。」と。
私「えええええっ!クジラですか!すっごーーーーい!」
オジ「年に何回か、この狭い所にクジラが迷い込んで来るんやわ~。」
私「ひえーーーーっ!でっかいヤツですか?見たい見たい!」
真剣に驚く私に、オジサンたちがまとめてドッと大笑いに・・・!!
えっ? えっ? 私、何か変なこと、言いましたっけ・・・?
ひとしきりオジサンたちが笑った後、別のオジサンが、
別オジ「ここは日本海やし、さすがにクジラは来んやろな~。(笑)」と。
私「えええっ!そうなんですか!ああ、そう言えば、クジラは太平洋かぁ。」
オジ「ゴメンゴメン、騙してもうた。(笑) ほんまのこと言うたら、ハヤブサを待っとるんやわ。」
私「おおっ!鷹みたいな鳥ですか?」
オジ「うん、ここの両側の崖から崖まで、飛んでいく瞬間を撮ってるんやけどな。」
ということでした。
ほ~~~!ハヤブサかぁ。
下の写真ではイマイチですが、ここはかなり高い場所でして、
狭く入り込んだ海を挟み込むように左右に崖があるのです。
この左右の崖を、ハヤブサが飛んでいくのですね!
それから間もなく、1分後。
私も運良くハヤブサが飛ぶ姿を見ることが出来ました。
ラッキー~♪ カッコイイ~!
あれよあれよという間のことで、
私などのカメラと腕前では、とても一枚の写真に収めることは出来ませんでした。(笑)
オジサン達にお別れをして、丹後半島の先端「経ヶ岬」方面に向かいます。
経ヶ岬は、昔「喜びも悲しみも幾年月」という映画の舞台になったそうです。
母が、その主題歌をよく口ずさんでいたのを思い出しました。
おーいら岬の~♪ 灯台守は~♪ 妻と二人で∼♪ 沖ゆく船の~♪
無事を∼♪ 祈って~♪ 灯をかざす灯∼をか~ざ~す~~~♪
って、こんな感じだったかな。
適当に口ずさみながら、経ヶ岬には寄らず(車道から離れているので)、半島の南側に出て来ました。
おだやかな伊根湾が見えて来ました。
海を覗いて見ると・・・!!
ウニじゃーーーーーっ!
うじゃうじゃウニじゃーーーーーっ!
獲りたいが、逮捕されるに決まってます。(笑) ガマンガマン。
丹後半島の伊根湾は、「舟屋(ふなや)」というこの地方独特の民家が並んで居ますよ~。(・∀・)
1階がお船のガレージ、2階が住居。
昔ながらの建物がズラリと並んでいて、情緒あふれるステキな景色です。
この舟屋を見下ろせる、景色が良い道の駅があるのですが、
車がいっぱいのようで、駐車待ちの行列が道路にあふれていました。
最後に舟屋の景色を見下ろしたかったのですが、残念ながら諦めました。
帰り道には、天橋立の前も通りましたが、ここも想像通り、ものすごい人と車でした。
また、コロナが治まったら、ゆっくり来たいな。
そう思いながら丹後をあとにしました。
丹後半島は細かくゆっくり尋ねると、魅力いっぱいの所です。
いろいろな事を気にせずに、早くお出かけ出来るようになるといいですね。
ワクチンの接種が急速に進んでいるということですが、
私の身近なご年配の方は、「ワクチン接種したよ」という声はまだ聞きません。
私達のような65歳以下の一般の人でも、早く接種出来るようになって欲しいです。
賛否両論ありますが、私は一日も早く、ワクチンを受けたいと思っています。
あと少しの辛抱。
ワクチンですべてが解決するわけでは無いと思いますが、
私は長いトンネルの先に見える、一筋の光のような気がして、
接種できる日を、楽しみに待っています。
何とも、もんもんとした日々。(笑)
去ること1ヵ月、ゴールデンウイークのことですが、
遊びに行ってもどうせあちこち閉まっていますし、ドライブでも行くことにしました。
行先は京都府北部。
天橋立などの名所もありますが、そういう所はきっと人が多いと思うのです。
出来れば避けたいところですよね。(・∀・)
というわけで、ただただ海を見に、
ついでに「うまいもん」でもあればラッキー♪くらいの気分で、
丹後半島に向かいました。
その道中、丹後半島の付け根に当たる網野という町で、
とても美味しいお昼ご飯に出会えたので、
今回はそれをご紹介しますね。(≧▽≦)♪
丹後半島には「丹後王国 食のみやこ」という大きな道の駅があるんですが、
緊急事態宣言下のゴールデンウイークということでこちらは全館休業でした。
(2021/6/2より、営業を再開されています。時間変更がありますので、お出かけの際はご確認下さいね。)
う~ん、残念!
仕方なく、網野町を車で走っていると、まだ10時半というのにやたらと車が入って行くお店を発見!
「とり松」というお店で、どうやらお寿司屋さんのようです。
私、流されやすい人間なので、(笑)
引き込まれるように駐車場に入りました。
車がいっぱいで、お店が見えませぬ・・・。( ,,`・ω・´)
こちらが正面のお玄関です。
すでに10台以上車が停まっていて、ツーリングのバイクの人たちも次々やって来ます。
これはヤバいかも。と、すぐさま車を降りて、店内の紙に、順番待ちの名前を書きに行きました。
どんなものが食べられるのかは全然知らないので、
とりあえず名前を書いてからゆっくり調べます。
イマイチならば取り消せば良いですからね。(・∀・)
美味しい物を待ち時間無く食べるためには、先手必勝です。
お店の前の看板に、ランチのメニューが紹介されていました。
ほ~~~! 「とり松」さんは、丹後名物「ばら寿司」の名店のようです。
、
ばら寿司とお刺身、ばら寿司と魚から揚げ、ばら寿司と魚の煮つけ・・・といった定食のメニューが並んでいます。
「ばら寿司」はかなりオススメなんですね。
いろんなメニューに、ばら寿司がセットになっています。
きっとこちらのお店の看板商品なんでしょうね。
写真を見たところ、「彩りが美しい四角い形のちらし寿司」という感じです。
これは是非とも食べてみたいものです。
丹後定食というヤツが気になります~~~~! コレにしよう!(≧▽≦)
そして、待ちに待った(と言っても30分くらいですが)11時の開店!
順番に店内に案内されますが・・・
ガーーーーーン!(;゚Д゚)
私の前のお客さんで、お席がいっぱいになってしまいました。
こういう時って、ショックですよね~。
トホホだよ~~~~。(ノД`)・゜・。
一巡目を逃してしまいました。
40~50分くらいは待たなくてはならないでしょうね。
もう、完全に頭に中が、「四角いばら寿司」でいっぱいになっているので、
違うお店には行く気になりません。
そのままおとなしく待つことにしました。
ばら寿司、ばら寿司・・・。
早く食べたい、四角いばら寿司・・・。(´ー`).。o○
そして待つこと35分。思ったよりも早く呼ばれまして、店内へ。(・∀・)♪
コロナ防止のため、テーブルには一人づつ仕切りがあり、
たくさんのお客さんが居るのに、とても静かです。
皆さんで決まりを守って、
うまいもんに向き合って、もくもくと頂く感じですね。(笑)
いろいろ話はしたいけど、このご時世ですから、仕方ありませんよね~。(;^ω^)
さて私は、こちらのお店で多分一番人気と思われる「丹後定食」を注文しました。
2530円です。
これだけ頂いてこのお値段!絶対安いと思います。(≧▽≦)♪
では、どうぞ^~~~!
1,先付三種盛り
(左)蕗とおじゃこのたいたん
・・・最初にこれを頂いただけで、「あ。このお店は絶対美味しい!」と思いました。
(中)擬製豆腐
・・・だし巻きみたいですが、いろんな具材が入っていて美味しいです。
(右)枝豆の餡(ずんだ)
・・・わさび?? (約3cmのかたまり) デカっ!
と、間違えてしまいました。(笑) 枝豆でした。
甘くて、枝豆の風味がとても良いですね!すごく美味しいです。
2、本日の一品 胡麻豆腐
・・・あんかけのお出汁が美味し過ぎて、全部飲んじゃいました。家庭では出せない味!
3、地魚のお刺身・ばら寿司・茶わん蒸し・デザート
来たーーーーっ!すごーーい!(≧▽≦)♪
先ずはコレ!これが丹後名物の「ばら寿司」です。とっても華やかでキレイですね!
大きさは10cm角くらいありますね。
高さは、上のトッピングまで入れると、7cmくらいです。
すごいボリューム! 嬉しい~!(≧▽≦)♪
丹後地方ではお祭りやお祝い事があると、必ずこのようなばら寿司を作るそうです。
大きな木箱に作って、切り分けて頂くらしいです。
なんだか、ケーキみたいですよね。
なるほど! (・∀・)♪
横から見ると2段になっていて、ほんと、ケーキみたいです。(≧▽≦)
間に挟まっている茶色いのは、「鯖(さば)のおぼろ」。
焼き鯖をほぐして砂糖・醤油・みりんなどで味を付け、ほろほろになるまで炒りつけたものです。
甘辛くて、すごく美味しい~~~~!(≧▽≦)♪
丹後のばら寿司は、この鯖のおぼろが必須なんだそうです。
錦糸卵の下にも、鯖のおぼろがたっぷり。魚臭さが全然無くて、ほんとうにおいしいです。
昔は焼き鯖をほぐして作っていたそうですが、現在はサバ缶を使う事がほとんどだそうです。
酢飯も甘めで味がしっかりと濃い。
これはもう、子供からお年寄りまで万人受けする味ですね。
by marutoro5
| 2021-06-06 14:11
| お出かけ
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